最新の展覧会
日本の名所絵
2026年4月18日(土)~6月21日(日)
※5月18日~21日は展示替えのため休館
【前期展示】4月18日(土)~5月17日(日)
【後期展示】5月22日(金)~6月21日(日)
月曜休館 ※ただし5月4日(月・祝)は開館
展覧会概要
自然に恵まれ四季の移ろいに富む日本。古来よりその景色は短歌に詠まれ、物語の舞台となって人々の心に留まり、いつしか訪れたい憧れの場所となりました。さらに時代を経て人々はその場所に思いを馳せ、いつしか名所となり、そして絵に描かれるようになりました。名所はその時々に新たなものが誕生し、たえず人々を引きつけてやみません。また人々が集まる都市はその様相を描きとめられ、新たな「名所」となりました。こうした「名所」を描いた作品を出光コレクションより紹介します。美術館で名所旅行をお楽しみください。

第1章 名所絵の誕生 ―描かれた和歌と物語
満開に咲き誇る桜花や深紅に染まった秋の紅葉、波寄せる白浜と美しい松並木が織りなす絶景―誰もが美しいと感じ、心動かされる景色や場所は、やがて「名のある場所」―「名所(などころ)」とよばれるようになりました。これらの名所は和歌に詠まれ、あるいは物語の舞台となり、「名所絵」として描かれるに至ります。

須磨・明石図屏風
六曲一双 土佐光起 江戸時代(17世紀) 出光美術館蔵
【後期】5/22~6/21
第2章 名所絵のひろがり ―都市の発展と新たな名所への旅
古典に登場する名所へのあこがれは、時をこえ絶えることなく継承されました。一方、江戸をはじめとする日本各地の新興都市では、新たな名所がぞくぞくと生み出されます。都市から遠く、なかなか足の及ばぬ古典的な名所に対し、江戸時代には、身近な場所を新たな名所に創りあげました。さらに人びとは近隣・遠方の名所に旅し、その景色を描きました。こうして新たな「名所絵」が生みだされ、地域的な広がりを見せるようになっていったのです。

隅田川舟遊図屏風
六曲半双 歌川国久 江戸時代(19世紀) 出光美術館蔵
【後期】5/22~6/21
第3章 手の中の名所絵
名所に憧れた人びとは、屏風や掛軸といった大きな作品だけでなく、身の回りの小さな調度も名所の意匠で飾り、その世界を楽しみました。工芸品にあらわされた名所の図様を見ては、美しい風致を愛で、その地に思いを馳せたのです。居ながらにして名所への旅を楽しんだのでしょう。お気に入りの品々がいざなう旅気分をお楽しみください。

色絵能絵長角皿
尾形乾山 江戸時代(18世紀) 出光美術館蔵
【通期】4/18~6/21