最新の展覧会

日本のやきもの 入門編 ─色彩・文様・造形をたのしむ

開幕日延期

2022年1月14日(金)~3月21日(月・祝)
月曜休館(ただし3月21日は開館)

展覧会概要

およそ1万6千年前に日本で誕生した「やきもの」は、現在では私たちの身の回りにあふれ、欠くことのできない生活の一部となっています。土器から陶器、磁器へと至るやきものの長い歴史からは、作陶技術の発展だけでなく、日本人がどのようなやきものを美しいと感じ、愛好してきたかという、美意識の移り変わりをも見てとることができます。それぞれの時代を豊かに彩ってきたやきものたち。本展では出光興産創業者・出光佐三のコレクションを中心に日本の陶磁史を通覧し、その美の変遷を紐解きます。

出品リスト

第1章  やきもの鑑賞基礎知識

日本のやきものの歴史を見る前に、やきものをより楽しく、深く鑑賞するためのポイントをおさえておきましょう。やきものの美しさに感動することも大切な鑑賞方法ですが、色彩・文様・造形をキーワードに作品を見直すことで、優れた特徴やちがいが明確になります。じっくり見て、その特徴を発見することは、やきものの制作背景や、表現に隠された意図を読み解く第一歩です。本章では、日本陶磁の各時代を代表する名品から見ていきましょう。

色絵狛犬 柿右衛門

日本 「元禄壬申」銘(1692) 出光美術館

第2章  輝きの色、破調の美 ~古代・中世編~

日本におけるやきもの作りは、およそ1万6千年前までさかのぼります。ユニークなかたちと幾何学的な文様が特徴の縄文土器は、日本陶磁のはじまりを代表するものです。5世紀に入ると朝鮮半島から新しい作陶技術が伝来し、須恵器が誕生します。その後、やきものをガラス状の膜で覆う釉薬が登場し、おおきな技術革新がなされました。
中世になると、壺・甕・擂鉢といった生活品需要の高まりから、列島各地でたくさんの窯が活発な生産を始めます。さらに、桃山時代に「侘び茶」が大成すると、やきものに日本ならではの文化や慣習が組み入れられました。卓越した技をもつ陶工たちと、審美眼に優れた受容者に育まれた日本のやきもの。その美の変遷をご紹介します。

大壺 常滑

日本 平安時代後期 出光美術館

第3章 豪奢(ごうしゃ)と洗練 ~近世編~

江戸時代はやきもの文化が全国を席巻した、まさに「華やぎの時代」です。九州・有田では、「磁器」という新しい材質のやきものが誕生したことにより、それまでとは一線を画した、白肌を基調とする洗練された美に到達しました。鍋島藩の献上物であった鍋島焼のほか、柿右衛門、古伊万里(金襴手)に代表される海外輸出品などは、日本の大名だけでなく欧州の王侯貴族をも魅了したのです。  一方、京都でも近世初頭に色絵の技術が確立され、華やかな色合いの京焼が誕生しました。その文様・意匠は、平安貴族の文化を体現したかのような雅やかなものから、中国陶磁に取材したものまで、多様な展開を見せています。
をもつ陶工たちと、審美眼に優れた受容者に育まれた日本のやきもの。その美の変遷をご紹介します。

色絵花籠手花卉文皿 古伊万里

日本 江戸時代中期 出光美術館

※3階展示室は閉室しています
※列品解説・講演会などの展覧会イベントは中止します
※会期・開館時間・出品作品等は変更することがあります。最新情報は当館ウェブサイトまたはお電話でご確認ください